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通津の山歩きが好きな数人が「近郊里山を歩く会」をつくりました。私は足腰に自信がなくメンバー登録はしませんでしたが、今日は参加してみました。行先は周南市(旧徳山市)の大津島です。
通津から徳山まではJR山陽本線、徳山駅近くの徳山港からフェリーに乗り込みました。


土曜日という事もあって数台の車と数十人の乗客を乗せて42分の船旅です。


初夏のような陽光の中、どこもここもカメラに収めたい風景です。



この大津島、実は第二次世界大戦末期に日本軍が苦肉の策としてひねりだした「人間魚雷・回天」の発射基地があった島です。今は夏草が繁るトンネルの入り口からトロッコに乗せられた「魚雷・回天」が運ばれました。今もそのトロッコの線路の後がクッキリ残っています。トンネルの途中に1ヶ所外が望める場所がありました。


トンネルを出ると海上に張り出した通路、そして発射場の建物があります。空軍の「神風特攻隊」・海軍の「人間魚雷」は、形を変えて今は「自爆テロ」に応用されているのでしょうか。


「里山を歩く会」なので、島の「鬣(たてがみ)山」に登りました。むせ返るような夏草です。滴り落ちる汗を拭きながらも

甘~い野イチゴが沢山なっていて楽しい歩きでした。


鬣山の頂上のは風でゆっくりと動く風車があり「未来の風」のプレートがありました。訪れる人が少ないのか生え放題の雑草が気に懸ったりして・・・。

山の下には「回天記念館」があり、表に魚雷が備えてありました。回天の初めての出撃は昭和19年11月で、それから敗戦までの9ヶ月で搭乗した1375人中106人が戦死しています。彼らの平均年齢は21歳でした。

山道にひっそりと咲いていた「(ちょっと変った)えびね蘭」。
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